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ラミネート(laminate)を辞書で引くと、「貼り合せる」、「積層する」という説明が書かれています。大切な資料や思い出に残しておきたい文章などを、専用のフイルムで両面きれいに保存することが出来ます。
「ラミネート加工」とは、その名の通り薄い各種専用のフィルムを印刷物に貼付ける作業の事です。ラミネート加工されているものでよく皆さんが目にしたもののあるものに、運転免許証・病院などの診察券・各種鑑定証書類など、様々な物に使われています。
それらは、汚れ防止、改造改ざん防止、破損防止、劣化防止、防水のためにラミネート加工が施されています。ラミネートフィルムは、目的、用途別に多くの種類があり、ほとんどの印刷物に対応しています。
例えば、長期間屋外展示用ポスターには、防水・色褪せ防止・強度補強・紫外線遮蔽のために印刷物表面には、太陽光の紫外線をカットするUVカットフィルムを貼り、裏面には糊付きフィルムを貼るコールドラミネート加工がされます。
また、飲食店などでも最近見かける大判見開きサイズのメニューなどは、食関係のお店で最も大事なことである清潔が保たれています。たとえメニューが汚れたとしても、頻繁にアルコールなどの諸毒液で拭く事で長い間清潔にきれいに保つことが出来るのです。
一般的に熱ラミネートフィルムは、2〜3層式になっていて、基材側から加熱し、熱可塑性樹脂を軟化・溶融させ糊状にして、圧力をかけて貼り合わせます。ラミネート後冷却することにより、透明性を保ったまま固化します。
主な素材としては、低密度ポリエチレン、アイオノマー、エチレン酢酸ビニール共重合体などです。そのいずれの素材もポリエチレン、あるいは極めてそれに近い性質のものです。ポリエチレンは、スーパーの買い物用ポリ袋などに使われている、家庭などでもお馴染みの素材の一つです。
下記にて説明するフィルム用材料は、いずれも炭素と水素から構成されていて塩素系物質は一切使われていません。そのため、焼却すると水と炭酸ガスとなり、塩化水素ガスなどの有害なガスやダイオキシンなどを発生させる事はないようです。
食品や医薬品の包装にも使われているように、非常に人体や環境に優しい素材となっているようです。熱ラミネートに使用されているフィルムのベースは大きく分けて、次の2種類に分けられます。
PET(ポリエチレンテレフタート、ポリエステル)
レストランメニューや病院などの診察券などの用途に、PETフィルムラミネートは幅広く使われています。強靭で、耐水性、耐熱性、耐衝撃性があり、防湿性やガス遮断性にも強いです。
身の回りでも、衣類・繊維、飲料ボトル、ブリスターパックなどの包材など、幅広く使われているものです。上記用途の以外にも、写真用印画紙の長期保存用など、透明度の良い写真用PETフイルムなどもあります。
PP(ポリプロピレン)
PPラミは本の表紙やカバー、化粧箱等の片面、定期入れ用のカレンダーなどの両面の様に、主に印刷物の後加工で使われるものです。PETに比べて安く出来ますが、耐久性は少し劣るようです。
日用品などでは食品包材や、近年は脱塩ビの傾向から文房具や自動車の内装材などにも使われるようになってきているようです。ナイロンなどは、国内ではごくまれなもののようです。
